校 長 高 橋 賢
本校は、明治33年(1900年)に、本県のみならず日本のリーダーとして活躍できる優れた人材を育成することを目指し、宮城県第二中学校として創設され、今年度124年目となります。これまで、卒業生は3万2千名を超え、県内はもちろん全国各地で、さらには世界の様々な分野で活躍し、輝かしい業績を残しています。また、昭和3年(1928年)に移転したこの川内の地は、周囲を青葉山と広瀬川に囲まれ、県美術館、東北大学、仙台国際センターに近接する、まさに「学都仙台」「杜の都仙台」を象徴し、グローバルな人材を生み出す素晴らしい環境にあります。
本校の教育目標である「至誠業に励み、雄大剛健の風を養い、ともに敬愛切磋を怠らず」は、半世紀にわたり引き継がれ、今いる二高生、社会で活躍する卒業生の心に刻まれているものであります。真摯に学業に向き合い、心と身体を鍛え、逞しい力を持った人を育て、さらには多くの学友と互いに尊重し合い、高め合い、自分自身を磨き続ける中で、豊かな人間性が身につけられるよう、日々の教育活動を進めています。
また、本校生は「文武一道」の精神を心の拠り所としています。学問に意欲的に取り組むとともに、部活動や学校行事などにおいても、失敗を恐れず果敢に挑戦する強い意志と自覚を求めています。「文」「武」いずれの道も、極めようとする厳しさは同じであり、文にも武にも偏ってはならないということですが、多くの生徒が自分自身の「文武一道」を追い求め、日々努力を続けています。困難に立ち向かうことで新しい自分に出会い、志高く、夢や目標に向かって日々成長している姿があります。
さて、令和6年度は、新入生320名を迎え、全校生徒958名でスタートいたしました。今後の予測不能な社会を生き抜いていく生徒には、解が定まらない課題に対して向き合い、乗り越えていくことが必要です。そのために、二高での学びを通して、生き抜く力を身に付け、常に誠実で、度量が大きく、豊かな心を持って、主体的な行動で社会に貢献してほしいと考えています。今、「社会の変化に対応する力」が求められていますが、二高生には次世代のリーダーとして、平和な社会、幸せな社会を実現するため、「社会を変化させる力」を持った人に成長してほしいと願っています。そして、人間の尊い命を守るため、互いに支え合いながら、存在する一人一人の命を大切にすることを常に第一に考え、行動できる人になってほしいと思います。
終わりになりますが、本校では、普段の学習活動はもちろんのこと、逞しく成長できる学校行事として大運動会、定期戦、岩手山登山、北陵祭(文化祭)などがあり、部活動も活発に行われています。その様々な教育活動の中に、生徒たちが全力を傾けて取り組む姿、笑顔が輝く姿があります。是非、その姿を多くの方々に見ていただきたいと思いますので、このホームページでお伝えできればと考えています。生徒一人一人が輝くことのできる学校として、これまでの伝統の上にさらに新たな歩みを重ねることができるよう頑張ってまいりますので、今後とも本校の教育活動にご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
年号 | 西暦 | 月 |
沿革 |
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明治 | 33年 | 1900 | 4月 | 宮城県第二中学校として創設(南町仮校舎及び清水小路一中分校校舎を使用) |
明治 | 35年 | 1902 | 10月 | 北六番丁校舎竣工移転 |
明治 | 37年 | 1904 | 6月 | 宮城県立仙台第二中学校と改称 |
大正 | 2年 | 1913 | 4月 | 生徒定員650名となる |
大正 | 8年 | 1919 | 11月 | 宮城県仙台第二中学校と改称 |
大正 | 12年 | 1923 | 4月 | 生徒定員1000名となる |
昭和 | 3年 | 1928 | 11月 | 現在の校地に校舎移転 |
昭和 | 23年 | 1948 | 4月 | 学制改革により宮城県仙台第二高等学校と改称、生徒定員900名となる。 |
昭和 | 30年 | 1955 | 4月 | 生徒定員1050名となる。 |
昭和 | 38年 | 1963 | 4月 | 生徒定員1200名となる。 |
昭和 | 48年 | 1973 | 4月 | 生徒定員1080名となる。 |
昭和 | 59年 | 1984 | 4月 | 新校舎落成記念式 |
昭和 | 63年 | 1988 | 10月 | 第一学年一学級増(9学級) |
平成 | 2年 | 1990 | 10月 | 創立90周年。ノーベル賞フォーラム開催 |
平成 | 4年 | 1992 | 4月 | 第一学年一学級減(8学級) |
平成 | 12年 | 2000 | 10月 | 創立100周年。 |
平成 | 13年 | 2001 | 10月 | 百周年記念館 「北陵館」落成 |
平成 | 15年 | 2003 | 10月 | 新体育館竣工 |
平成 | 17年 | 2005 | 3月 | 新テニスコート竣工 |
平成 | 19年 | 2007 | 4月 | 男女共学 |
平成 | 22年 | 2010 | 10月 | 創立110周年。記念式典開催。 |
平成 | 25年 | 2013 | 7月 | 全教室にエアコンの設置。アメリカ研修の開始。 |
平成 | 29年 | 2017 | 5月 | 全教室にLED照明の設置。二高一高硬式野球定期戦が史上初の雨天中止。 |
平成 令和 |
31年 元年 |
2019 | 9月 | 全教室にプロジェクタの設置。 |
令和 | 2年 | 2020 | 11月 | 創立120周年。新型コロナウイルス感染防止のため記念式典代替行事を開催。 |
校章のいわれ
原型が制定されたのは明治35年といわれる。
当時の校章の八光鋒は「正義」「自由」「剛健」「質実」「平和」「友愛」「協同」「自治」の八徳を象徴するものといわれる。
のち、まん中に中学校の「中」の字が置かれ、更に新学制になって「高」の字にかわり、現在の校章となった。
現在の仙台第二高等学校 校章
教育基本法に則り、伝統を重んじ、次の項を教育目標としています。
~ 至誠業に励み 雄大剛健の風を養い ともに敬愛切磋を怠らず ~
スクールミッション及びスクールポリシー
普通科 | 生徒数 | 男子 | 女子 |
1年 | 324名 | 184名 | 140名 |
2年 | 319名 | 179名 | 140名 |
3年 | 315名 | 167名 | 148名 |
合計 | 958名 | 530名 | 428名 |
(令和6年度)
宮城県仙台第二高等学校
〒980-8631
宮城県仙台市青葉区川内澱橋通1
TEL 022-221-5626
FAX 022-221-5628
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